アイアンガーヨガ
アイアンガーヨガとは、
インドのB.K.S.アイアンガー氏が考案したヨガ。
無理のないポーズで最大の効果を引き出してくれる事から、
子供から大人まで幅広い層の、様々な体調コンディションに
合わせて出来るヨガとして、70年代頃より欧米を中心に
世界各国に浸透していきました。
運動量としては、「パワー・ヨガ」や「アシュタンガ・ヨガ」などに
比べると若干少なめですが、1つのポーズを取る時間が長めである事から、
各自のペースに合わせたエクササイズが出来ます。
また、「瞑想」に重点をおいている事から、自分の内面に深く向き合い、
心の安定調和にも効果があるのです。
アイアンガーヨガのポイント
【1:道具を使う】
正確なポーズを取るため、ヨガの補助アイテム「プロップス」を利用するのも
アイアンガーヨガの大きな特徴。 ヨガブロック、ボルスター(クッション)、
ストラップ、ベルト、毛布、椅子、などを使用します。
【2:ポーズの維持が長め】
瞑想にポイントをおいているため、他のヨガに比べるとひとつのポーズで
静止する時間が少し長くなります。
アイアンガーヨガのメリット
1.様々な年齢層やレベルに幅広く対応
アイアンガーヨガは、プロップ(道具)を使用することが大きな特徴です。
プロップは、年齢や各自の体質(身長/体重/からだの柔軟性)・体調など、
個人の差を補ってくれる役目を果たしてくれます。
その事から、幅広い層が取り組めるヨガと言えるでしょう。
2.集中力のアップ
1つのポーズをキープする時間が他のヨガに比べると比較的長いため、
呼吸法に合わせ1つのポーズを丁寧に維持する事で、
身体の正しい位置や呼吸に意識を集中させる事が出来ます。
そのような「瞑想」状態を作り、集中力を高めて心身の安定と調和を図り、
より理想的な状態へ近づく事が出来るのです。
3.マイペースに取り組める
アイアンガーヨガは、1つのポーズを長く行いますので、
比較的運動量が少なめになってきます。
無理なく自分のペースに合ったエクササイズができるヨガでもあるのです。
八支則
1.禁戒(ヤマ) 日常生活の中で行わない方が良いこと
2.勧戒(ニヤマ) 日常生活の中で行った方が良いこと
3.坐法(アーサナ) 理想的な姿勢をとること
4.調気(プラーナーヤマ) 理想的な呼吸を行うこと
5.制感(プラティヤハーラ) 感覚をコントロールすること
6.集中(ダラーナ) 集中を行う努力をすること
7.瞑想(ディヤーナ) 集中が自然に深まっている状態
8.三昧(サマーディ) 集中の対象と調和している状態
八支則はサンスクリット語ではアシュタンガ(八本の枝)と呼ばれ、後述するアシュタンガヨーガのベース理論にもなっています。