クンダリーニヨガ
クンダリーニヨガとは、
身体の中にある「7つあるチャクラ(身体のエネルギーセンターといわれる部分)」の
中の「ムーラーダーラ」に存在する「クンダリーニ」を、
順番に引き出す事を目的とするヨガ。別名「ラヤヨガ」とも呼ばれます。
非常に激しい「火の呼吸」と呼ばれる呼吸法が、クンダリーニヨガの特徴です。
火の呼吸は、酸素を急激に取り入れ毛細血管まで循環させる効果があります。
ヨガの中でも、短時間で効果が上がる技法として、
最近では格闘家やアスリートに幅広く支持されている事でも知られています。
ヨガの中でも完成度が高く、最も高度な技術が必要とされるとも言われており、
クンダリーニが上がりすぎると、自らの力では制御が出来なくなるとされています。
初心者には向かないヨガなので避けたほうが良いでしょう。
行う際は、高度な技術を持ったインストラクターの指導のもと実践するようにします。
クンダリーニヨガのメリット
【1:ダイエット効果】
独特の呼吸法は、有酸素運動としても非常に高い効果が期待でき、
またダイエットにも効果がある事から、人気を集めるヨガスタイルの一つです。
【2:心身の統一】
マントラを中心とした瞑想と呼吸法をあわせることで、
集中力を高め心身の浄化、心と魂の調和を目指します。
【3:即効性のある効果】
短時間で、激しい呼吸を繰り返し行う事から効果に即効性があります。
ただし、パワフルなヨガである事から、アスリートや上級者向きのヨガといえるでしょう。
八支則
1.禁戒(ヤマ) 日常生活の中で行わない方が良いこと
2.勧戒(ニヤマ) 日常生活の中で行った方が良いこと
3.坐法(アーサナ) 理想的な姿勢をとること
4.調気(プラーナーヤマ) 理想的な呼吸を行うこと
5.制感(プラティヤハーラ) 感覚をコントロールすること
6.集中(ダラーナ) 集中を行う努力をすること
7.瞑想(ディヤーナ) 集中が自然に深まっている状態
8.三昧(サマーディ) 集中の対象と調和している状態
八支則はサンスクリット語ではアシュタンガ(八本の枝)と呼ばれ、後述するアシュタンガヨーガのベース理論にもなっています。