ママと子供のためのヨガレッスン

others

カルマヨガとは、「奉仕」のヨガの事。

およそ紀元前800年~500年頃に作られたとされています。

日常を修行の場ととらえ、自己顕示をせず、利益や見返りを求めない

無私の奉仕精神で善行に励む、「行動のヨガ」。
その行いは神に捧げられるという考えのもと、

与えられた仕事を遂行することでカルマの浄化を目指します。

行動的で、例えば人道的な奉仕活動などに従事している

修行者などに向いているヨガです。

ジニャーナヨガ(またはジュニャーナヨガ)とは、

別名「知識のヨガ」とも呼ばれる哲学的なヨガ。

ジニャーナヨガの修行者は、「経典」「理由」「経験」を基本原則とし、

理性的に自己の内面を分析し解脱に至り、真の知性・知識に到達します。
スピリチュアルで、哲学的な思考の修行者に最適なヨガと言えるでしょう。

 

 

タントラヨガとは、「瞑想」「禁欲主義」「祭儀」などが取り入れられたヨガ。
真の幸福とは、精神的にも肉体的にも満たされてこそ得られるものだという

思想を持っています。

「ハタヨガ」は、タントラヨガから枝分かれして出来たヨガの1つでもあります。

 

バクティヨガとは、「信愛のヨガ」のこと。「バクティ」とは、

「絶対的な信愛」「信仰」を意味します。

神または導師(グル)などに対し、「自己の感情」「思考」「行動」など

全ての要素を捧げるのが、このバクティヨガの行法です。

インドの古代叙事詩「マハーバーラタ」の中の「バガバッドギーター」を

基本理念としたヨガで、インドで最も多く取られているスタイルでもあります。

バクティヨガの修行者は、神やグルとの固い絆に導かれ、

全てをその対象からの「愛の救い」であるとする、

情緒豊かで愛に満ちたヨガのスタイル。

神聖な神の名前を繰り返し呼んだり、神に捧げるインド式賛歌

「キールタン」の詠唱などを行います。

 

ハタヨガとは、肉体的な「姿勢(ポーズ/アサナ)」と

「呼吸法」(プラーナヤーマ)を中心としたスタイルで、

様々な流派がある中でヨガの元祖とも言えるヨガです。

その起源は諸説ありますが、紀元後10世紀~13世紀ころ

「ゴーラクシャ・ナータ」が開祖し広まったという説と、

インドの密教徒達により始められたと言う説があります。

「ハ=ha」は太陽・吸う息・凝縮、

「タ=tha」は月・吐く息・拡大などの意味があります。

(ただし言葉の意味が逆という説もあります。)

この2つの言葉の意味を組み合わせると、

「ハタ」は太陽と月/陽と陰/精神性と生命力と解釈され、

そこから転じて、一つに結ばれた陰と陽が織り成す

「身体のパワー」を意味する事から、ハタヨガは、

「力強いヨガ」との意味で解釈されています。

ハタヨガは、ポーズや呼吸法を、心や身体を動かす原動力であるいう

基本的な考えの下に、コントロールして調和させるヨガがです。

以下の肉体的操作に重点を置き、心身を清浄させます。

体位法・姿勢(アサナ)
調気・呼吸法(プラーナーヤマ)
印相・手印や象徴的な体位(ムドラー)
三昧(サマーディ) 
クリヤー/シャットカルマ(浄化法)
バンダ(制御・締め付け)

ハタヨガの三大教本は、

「ゲーランダ・サンヒター」「ハタ・ヨガ・プラディーピカ」「シヴァ・サンヒター」。
これを基本に伝統を受け継ぎながら、以下のようなさまざまな流派が生まれました。

アイアンガーヨガ
アシュタンガヨガ
インテグラルヨガ
ワーヨガ
ホットヨガ (ビクラム・ヨガ)

このようにハタヨガは、今現在最も広く受け入れられているスタイルで、
今日の多くのヨガのポーズは、この伝統的なハタヨガの一部でもあります。

 

マントラヨガとは、「マントラ」を使ったヨガのこと。
マントラとは、心の中で、あるいは声に出して唱える音節やフレーズ
一般的には、「サンスクリット語」のマントラをさす事が多いようです。


マントラは、その「音や振動(バイブレーション)」に重点が置かれます。

マントラの振動は、修行者の身体と魂を浄化させ、その個人が必要とする
チャクラ(体内に点在する心理エネルギーの中心部)」を目覚めさせる作用
あると考えられているからです。

 

八支則

1.禁戒(ヤマ)  日常生活の中で行わない方が良いこと
2.
勧戒(ニヤマ)  日常生活の中で行った方が良いこと
3.
坐法(アーサナ)  理想的な姿勢をとること
4.
調気(プラーナーヤマ)  理想的な呼吸を行うこと
5.
制感(プラティヤハーラ)  感覚をコントロールすること
6.
集中(ダラーナ)  集中を行う努力をすること
7.
瞑想(ディヤーナ)  集中が自然に深まっている状態
8.
三昧(サマーディ)  集中の対象と調和している状態


八支則はサンスクリット語ではアシュタンガ(八本の枝)と呼ばれ、後述するアシュタンガヨーガのベース理論にもなっています。

その他のヨガ

その他の呼吸法