シバナンダヨガ
シバナンダヨガとは
元々西洋医学の医師だった「スワミ・シバナンダ」氏の弟子である、
「スワミ・ビシヌ・デバナンダ」氏考案のヨガ。
伝統的な古代ヨガに基づき解釈し直され、世界的に定着しているヨガの流派です。
シバナンダヨガは、「2種の呼吸法(プラナヤマ)」「太陽礼拝」「12ポーズ」「瞑想」で
構成されています。シバナンダの12ポーズは、
背筋を前後に動かしてストレッチでバランスを取り、
背骨に沿って7つあるといわれているチャクラの柔軟性、
アーユルベーダにおけるドーシャ(体質)を整える構成にもなっています。
現在の主流である体を動かす事を重視したヨガに対し、
精神性を意識した「癒しのヨガ」と言えるでしょう。
体を動かすだけでなく、歴史や哲学といった要素も意識されています。
心と身体の安定を図る手段として日常生活に取り入れやすく、
身体や精神的な悩みなどストレスを抱えやすい現代人に適したヨガです。
初心者から上級者まで、幅広いレベルに対応しています。
シバナンダヨガのポイント
【リラックスポーズを入れながら行う】
1つ1つのポーズの後には、「リラックスポーズ(シャバ・アーサナ)」を
必ず入れるのが、シバナンダヨガの特徴です。
これはポーズの効果を高めるためです。
また、その際の呼吸法(プラナヤマ)で心と体のバランス感覚を取り戻します。
シバナンダヨガのメリット
・リラックス効果
チャクラの柔軟性などを目的とした12のポーズと、
共に行う呼吸法や瞑想は体と心の健康を促進し、
精神状態も整え、スピリチュアリティを高めるのに効果を発揮します。
八支則
1.禁戒(ヤマ) 日常生活の中で行わない方が良いこと
2.勧戒(ニヤマ) 日常生活の中で行った方が良いこと
3.坐法(アーサナ) 理想的な姿勢をとること
4.調気(プラーナーヤマ) 理想的な呼吸を行うこと
5.制感(プラティヤハーラ) 感覚をコントロールすること
6.集中(ダラーナ) 集中を行う努力をすること
7.瞑想(ディヤーナ) 集中が自然に深まっている状態
8.三昧(サマーディ) 集中の対象と調和している状態
八支則はサンスクリット語ではアシュタンガ(八本の枝)と呼ばれ、後述するアシュタンガヨーガのベース理論にもなっています。